自律神経の乱れを改善する鍼灸
自律神経の乱れが病気を作る
鍼灸の利点を二つだけ取り上げてみると、一つは痛みを薬以外で取り除ける可能性があること、二つ目は自律神経のコントロールにアプローチでき様々な病気を改善できる可能性があることです。特に自律神経への働きかけは生命の維持に大変重要な点だと感じております。
故安保徹先生(新潟大学大学院医歯学総合研究科教授)によりますと、自律神経が健康にもたらす影響を慢性疾患やアレルギー、筋骨格系などなどの様々な疾患に関わっています。今の近代医療では全く着目されないし、アプローチされない自律神経に重点を置いて身体の全体の事象を観ていた安保先生の洞察力には感服するものがあります。因みに、安保先生は当然アメリカへの留学も経験されている免疫学の権威ですが、その権威が行き着いたのが、結局といえば失礼なのですが、古くから日本にもある鍼灸なのです。
鍼灸の歴史は古く大陸から伝わり、江戸時代までは治療法として代替医療ではなく主流でした。しかし明治維新以降日本の医療は急激に西洋化し、今に至ります。
動物も人間も同じ脊椎動物、まして同じ哺乳類ですから、鍼灸が功を成すのは変わりありません。
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